好きな映画






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2007年04月05日(Thu)
好きな映画
>poppo さん
なぜかコメント投稿できなかったので、記事で書きます。

私の好きな映画は『マトリックス』ですね。

と言いつつ、1作目のみで続編は見てないんですけれども(汗)


なぜ『マトリックス』かといえば、
私の世界観をぶちこわしてくれたから、とでも言いましょうか。

今見ている現実を、否定した映画だと思うんですね、マトリックスという映画は。

   「この世界」が現実とは限らない

そんな精神病的な考えを直に打ち出した映画なんです。


おそらく大部分の人は、「この世界」を「現実」だと思っていると思うんです。
いや、私自身、腹底ではそう思っています。そうでなければ生きていけませんから。

けれども、「この世界」が「現実」だ、ということを証明できるか、というとこれは難しい。
難しいというよりも、おそらく無理です。ゲーデルの不完全性定理に反しますから。
自己言及のパラドックスとでも言いましょうか。内側から、それ自身について述べることはできないのです。

ちょっと難しい話になりますが、このブログを読んでいる人なら理解できるだろうと思って話します。

たとえばの話、誰もが「自分は正しい」と思っています。間違っていると思っているのに、行動できる人はいませんから。60億の人間がいれば、誰もが皆「自分は正しい」と思っています。
じゃあ、本当に「自分が正しい」という考えが正しいのかといえば、もちろんそんなことは無いはずです。
本当に「自分が正しい」という考えが正しいのであれば、60億の人間はみんな正しいことになりますが、とてもそんなことは無いからです。
だから「自分が正しい」という考えは、かなり危ういものなんです。
けれども誰もがそういう考えを持っている。いや、そういう考えしか持っていないと言ってもよろしいでしょう。
こんな風に、自分で自分のことを正確に判断することはできないものなのです。

では、世界の話に戻りましょうか。
「この世界」が「現実」だ、ということを証明するのは、ちょうど自分で自分が正しいことを判断するようなものです。
いや、実際にはそれよりも難しいといえましょう。
「この世界」が「現実」であることを証明するための比較の対象がありませんから。

さらにこうなると、我々は「世界」をどのように認識しているかとか、そもそも「現実」の定義とは何かとか、それを認識する「わたし」とはいかなるものか、また夢もうつつも分からぬこの世界で「生きる」ということに意味があるのか、私は何のために生まれたのかなど、さまざまな問題を含んでまいります。

このように、マトリックスは私の世界観をぶちこわしにし、また哲学への扉を開いた、という意味で私にとって忘れられない映画となっているのです。

  余談ながら、私はこのあたりを定義の問題に還元する『定義論』とでも言うべきものによって一応の解決ができるのではないかとも思っているのですが、なかなか時間も考えもとれずに労しております。もっともそれにしたって証明にはいたらないでしょうが。


以上、夏目漱石風の文体で本人は書いたつもりですので、その風味を汲み取っていただければ幸いであります。
それではまた。ごきげんよう。




   



中の人:アージー



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