科学を志す君へ






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2009年07月30日(Thu)
科学を志す君へ
相対論を学ぶと
「時間」とは何か、「距離(長さ)」とは何か
分からなくなってくる。

量子論を学ぶと
「存在」とは何か、「質量」とは何か
分からなくなってくる。


高校までに学ぶような”理路整然とした科学”は
現代科学全体から見れば、ほんの一部に過ぎない。

その現代科学と言っても、
この世界そのものから見れば、ごく一部を説明しているに過ぎない。


アイザック・ニュートン卿が、かつて語ったがごとく
「真理の大海は、すべてのものが未発見のまま、私の前に横たわっている。」
「だが、私はその浜辺で貝殻を拾い集めているに過ぎない。」


アルバート・アインシュタイン氏が
"The more I learn the more I realize I don't know.
The more I realize I don't know the more I want to learn."
と語ったのも、似たような心境だったのではないかと思う。


ゆえにこれから科学を志す君へ。

科学に完全を期待してはいけない。
完全に見えるのは入り口だけだ。
その先には混沌が広がっている。

科学を真理と思ってはいけない。
真理の大海は人知で計れるほど浅くはない。

科学に全てを求めてはいけない。
科学が答えを出せる問題は一部でしかない。
本当に大切な問題の答えは、科学には無いかも知れない。


自分が何かも知っているかのように思いあがってはならない。
本当に学んでいる人は、学ぶほどに自分の無知を知らされる。


私も大学で物理学を学んで4年目。
ただ分かることは「自分は何も分かっていない」ということだけだ。


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